株式の遺産分割方法は？

Tweet

Pocket

非上場株式は難しい？

非上場株式の取り扱いは非常に難しいと言われています。

というのが、評価が非常に難しいというパターンがあるからです。

非上場株式についてですが、上場株式とは違って遺産分割協議の際に取得割合が相続人ごとに決まっているのであれば、評価をしなくても良いということになる可能性もあります。

ただ、一般的な話ですが、非上場株式の場合は事業が関わっている事が非常に多いため、今後の事業についてを考えた際に、しっかりとしたところに相続させたいという考えから評価が必要になる場合もあります。

ただし、非上場株式の評価は、非常に難しいことは変わりません。

評価の合意ができない場合はどうなる？

相続人同士での株式の評価が上手くいけば何事もこれ以上はこじれることはありません。

しかし、なかなかそうはいかないのが人生です。

もし合意ができない場合には、裁判所が間に入ることになります。

これはどういうことかというと、裁判所自らが鑑定士を選任して鑑定を行うということになるのです。

ちなみにその評価を行うことはなかなか難しく、鑑定を行う場合はいくつかの方式を使っていきます。

上場株式はどうする？

ちなみに上場株式上場株式は、その会社が上場している証券取引所等で公表されている株価を見てみましょう。

そこにでている株価から上場株式は評価を行います。

ちなみに毎日株価は動きますのでどの日付にて評価を行うのでしょうか。

それは原則として、遺産分割時となっています。

ちなみに相続税においての上場株式の評価をする場合ですが、死亡した日の終値で評価をされることが多いです。

しかし、例外も存在していますので確認しましょう。

それは死亡した日の終値についてです。

これが死亡した日が属する月以前３か月間の毎日の最終価格の各月ごとの平均額のなかでも一番の低い価額を超えた場合において例外が発生します。

その場合には実は最も低い価額によって評価されるということになります。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。